乾いた唄は魚の餌にちょうどいい

森山直太朗( Naotaro Moriyama ) 乾いた唄は魚の餌にちょうどいい專輯

6.レスタ一

作詞:森山直太朗 & 御徒町風
作曲:森山直太郎
編曲:中村タイチ

夕方四時 また寢過ごしてしまったようで
黃色い空の中に 置いてけぼりにされていた
君にすぐにでも 會いに行きたいのだけれど
傷ついてしまうことが怖くて 膝を抱えていた

もう何年も 著ることのなかったシャツに
袖を通してみては また丸めてしまいこんだ
下校途中の 小學生の笑い聲に
殘酷な殘像を浮かべては 心を強張らせていた

レスタ一 ねぇ レスタ一
こんな時 あなたなら何を思うのです
レスタ一 ねぇ レスタ一
もう二度と 戾れないこの空の下で

夕方四時 また寢過ごしてしまったようで
黃色い空の中に 置いてけぼりにされていた

あどけない文字 古いスケッチブックの片隅で
申し譯なさそうにはにかむ 若かりし日の夢

當たり前のように 諦めてしまったのだけれど
きっとまだ心のどこかで 思いを馳せている

幸せはなぜ アルバイトで貯めたお金のように
築き上げることに時はかかれど
たやすく消えてしまう
レスタ一あなたは まるで陽炎のように
僕の心の奧で 足踏みをしている

レスタ一 ねぇ レスタ一
なぜ僕は 生まれてきたの
レスタ一 ねぇ レスタ一
今僕は 本當に生きているの

煌めきの中 僕はもう一人の自分を殺した
レスタ一 ねぇ レスタ一

「あなたは誰?」 鏡の中呼びかけてみても
返事はもうかえってはこない
返事はもうかえってはこない